事業部全体を束ね、
現場と市場をつなぐ

中林 暁

執行役員 特殊車両事業部 部長
1999年入社(キャリア)

中林 暁

※所属および掲載内容は取材当時のものです。

転職当時のことを教えてください

理工学部機械工学科を卒業後、鉄鋼メーカーの品質保証部門で、金属材料の成分分析や機械的性質の品質管理を担当していました。

事業が転換期を迎えたことをきっかけに転職を決意。当社のことは、もともと輸送機器製造業として認識していましたが、当時は携帯電話基地局のインフラ整備が活況だったこともあり、通信局舎(シェルター)の設計業務に魅力を感じました。また、休日数などの待遇面や通勤環境の良さも入社の決め手となりました。

入社後は約3年間、設計業務に携わったのち営業部門へ異動。本社から金沢、名古屋へと転勤し、特殊車両部門の営業職に転籍。その後、東京・本社・東京と異動を経て、現在に至ります。

どんな業務を担当されていますか?

現在は事業部長として、特種車両の企画・提案・販売・納入に関わる事業部全体の管理・運営・改革を担っています。この仕事では、お客様や社会が求めるものを的確に捉え、常にその期待を超える性能と品質で製品を生み出し、提供し続けることが求められます。

そのためには、製図や電気系の基礎知識、機械構造への理解が欠かせません。こうした点で、前職での経験や、入社当初に携わった設計業務で培った「数値に基づく客観的な判断力」が、今の仕事にも大いに活かされています。

まだ世の中にない製品を生み出し、社会に貢献できること、そしてその達成感をお客様や仲間と共有できることが、この仕事の大きなやりがいです。

働く環境について、どのように感じていますか?

北村製作所の魅力の一つは、各自に与えられている裁量の大きさだと思います。自らの判断で意思決定を行える度量があれば、その権限をしっかりと任せてもらえます。仕事の進め方については、メンバー同士の直接的な連携よりも、上司を介した連携が多い印象です。

なお、営業職という特性上、勤務時間外や休暇中に業務が発生することもありますが、休日数が多く、全体として働きやすい環境です。人事評価についても、公正かつ適切に行われていると感じています。

一方、私が働く環境づくりで日々意識しているのは、チームの力を最大限に発揮できるような環境を整えることです。これは、特殊車両の開発には「営業・設計・製造」が一体となったチームの強い結束が欠かせないと考えているからです。

また、部員一人ひとりが自分の役割に責任を持ち、主体的に仕事に取り組めるよう、職場環境の整備にも力を入れて取り組んでいるところです。

今後の目標をお聞かせください

働き手不足への対応は、企業の持続的な成長を左右する重要な課題であり、近い将来必ず直面するテーマだと認識しています。

そのため現在、AIを活用したMA(マーケティングオートメーション)による業務改革に取り組んでいます。

今後は、働き手一人ひとりの能力を最大限に発揮できる業務体制の構築をさらに進めていきたいと考えています。

ある一日のスケジュール

9:00
出社・体操・朝礼
9:15
メールチェック・SFA/Teamsにて部員のスケジュール確認
10:30
部員作成の提案書、見積書、製作仕様書のチェック
12:00
休憩
13:00
部員に同行し顧客訪問
16:00
帰社・事業計画案の検討、計画書作成
19:00
退社