多彩な経歴を糧に、
グループの中心を担う

寺山寿俊

株式会社北村TCS（関連会社出向）
施工管理統括部施工管理課課長
2007年入社（キャリア）

※所属および掲載内容は取材当時のものです。

転職当時のことを教えてください

アルバイトで居酒屋や飲食店、ガソリンスタンド、イベント設営、空調設備関係など、さまざまな仕事を経験した後、内装業で職人として働く中で建築に興味を持つようになりました。その後、仕事を続けながら建築の専門学校に通い、卒業後に二級建築士の資格を取得しました。

ちょうどその年に、北村製作所が建築士の中途採用を行っていることを知り合いから紹介してもらいました。多岐にわたる建築メンテナンス工事を手掛けているため、自身の成長やスキルアップにつながるという点に魅力を感じました。

会社見学で訪問した際には、廣田社長と前社長が直接対応してくれました。丁寧な説明や楽しそうな掛け合いが印象に残っており、「雰囲気の良い会社だな」と感じたことを今でも覚えています。その後、応募し、無事に内定をもらいました。当時は資格を取得したばかりで実務経験も浅く、不安もありましたが、「未経験者歓迎」「建築に直接関わる仕事だけではない」という部分が自分の状況に合っていたため、他社の内定を辞退して北村製作所への入社を決めました。

また、仕事内容以外の部分でも、魅力に感じたところが多くありました。基本給・賞与・昇給といった給与面の充実や、年間休日123日という働きやすさ、福利厚生の充実、部活動の活発な取り組み、社内食堂・お風呂場の完備など、「社員を大切にする会社」である点にも強く惹かれました。加えて、全国規模での知名度と安定した経営基盤、インフラ整備を通じた社会貢献度の高さなども入社の決め手となりました。

どんな業務を担当されていますか？

現在所属している北村TCSでは、今期から全国9営業所を統括する5つのグループ（東北・信越・関東・中日本・九州）の統括グループ長を務めています。5名のグループリーダーと各拠点の社員を指導・教育しながら、組織全体の成長を支えています。

具体的には、年度ごとの会社方針に基づき、付加価値額目標やグループごとの取り組み目標を期首に設定し、達成に向けてPDCAサイクルを回しながら業務を進めています。今期は特に、会社方針に掲げられた「空調設備や塗装におけるプロフェッショナルの育成」を重点テーマとして、技術資格の取得や現場での実践、本社での研修計画などを推進しています。

この仕事の魅力は、常に新しい発見があり、多様な技術を学べることです。定常業務にとどまらず、自分の段取り次第で成果が大きく変わる点にもやりがいを感じます。業務を無事に完了し、お客様から感謝の言葉をいただけたときには、大きな達成感があります。会社の基本方針にあるように、北村製作所は減点主義ではなく、挑戦を後押しする社風が根づいており、社員一人ひとりの前向きなチャレンジを応援してくれる環境です。

異なる職種からの転職でしたが、前職で培った建築の知識や作業経験、図面の読み取り力、CADによる図面作成スキルなどは、現在の業務にも活かされています。さらに、これまで多様な業種を経験する中で培ってきた柔軟なコミュニケーション力も、社内外の人との関係づくりに大いに役立っていると感じています。

働く環境について、どのように感じていますか？

前職で職人をしていた頃は、休みがほとんどなく、また、忙しい時期は複数の現場を掛け持ちしていたため、残業も多くありました。しかし、北村製作所に入社してからは、働き方が大きく変わりました。入社当初は、休みの多さにしばらく信じられなかったことを今でも覚えています。

現在所属している北村TCSでは、年間8日間の有給休暇取得を義務づけ、休暇を取りやすい環境づくりと業務の効率化を進めています。各自が有給休暇取得計画表を作成し、計画的に休みを取れるよう管理しています。出張が多い部署ではありますが、基本的に「2週間の出張の後は1週間事務所勤務」というシフト制を推奨し、無理のない働き方を実現しています。

福利厚生面の充実も、当社の大きな魅力です。5年ごとに付与されるリフレッシュ休暇は、家族からもとても喜ばれています。また、全国のさまざまな地域で社内外の方と関わる機会があり、自分自身の見聞が広がるのもこの仕事の魅力のひとつです。旅行が好きな方にとっては、全国各地への短期出張も楽しみになるかもしれません。

仕事を進めるうえで、営業所やグループ間で密に連携し、情報共有を行っています。繁忙期には他エリアから応援体制を整えるなど、業務の平準化を図っています。

「行わず、失敗せずが最も悪い」という会社方針のもと、生産性や効率だけを重視するのではなく、お客様の要望を第一に考え、一品一様の受注生産を続けており、日々新しいことに挑戦し続ける会社だと感じています。

今後の目標をお聞かせください

現在の目標は、統括グループ長として、各グループのリーダーが担当エリアのメンバーや北村製作所の方々と良好な関係を築き、働きやすい環境を維持・発展できるよう、しっかりと指導していくことです。そして、北村TCSが北村製作所をはじめとする関係企業から「なくてはならない存在」として認められ、自社独自の事業も開拓できるよう、今後も努力を続けていきたいと考えています。

また、社内で進めているプロフェッショナル人材の育成に向けて、自分自身も空調設備や電気に関する知識と技術をさらに深め、新たな資格取得にも積極的に挑戦していきたいと思います。