エネコム 並列接続電源車(電源車)
並列接続で必要な電力を確保し、災害・停電時の給電対応を強化
「通信を止めない」ための設備管理と電源車の役割
エネコム様は、中国地方を中心に、通信ネットワークやインターネット接続、クラウド、データセンターなど、幅広い情報通信サービスを展開しています。
技術本部 ネットワーク設備部 ファシリティ・DCチームでは、通信局舎(以下、局舎)の電源設備や空調設備、建物などのファシリティを担当しています。設備の点検・更新や増強、新たな局舎の整備などを行い、通信機器が24時間365日安定して稼働できる環境を維持しています。こうした業務の根底にあるのが、「通信を止めない」という考えです。
そのため、災害や停電への備えも重要な業務の一つです。エネコム様では、毎年社内訓練を実施しており、電源車を局舎へ持ち込んで接続する訓練も行っています。こうした非常時の電源確保において、電源車は局舎への給電を担う非常用電源の一つとして配備されています。

従来の電源車では対応できない局舎が増え、新たなバックアップ電源が必要に
通信量の増加により、エネコム様では従来の電源車では給電能力が不足する局舎が増えてきました。また、大規模な局舎には固定式発電機を設置していましたが、従来は電源車からの給電を想定していませんでした。そのため、固定式発電機が万一起動しない場合に備え、別の給電手段も必要でした。
さらに、災害時には局舎までの移動が難しくなることもあります。2018年の西日本豪雨では、一部の局舎が停電し、道路の通行止めや渋滞などにより、局舎への移動に長時間を要したこともありました。こうした課題から、これまで電源車を接続できなかった局舎にも給電できる、新たなバックアップ電源の確保が求められていました。

大型電源車1台ではなく、複数の電源車を並列接続
必要な電力を1台の電源車でまかなおうとすると、車両が大型化します。道幅が狭い場所や山間部にある局舎では、大型車が近くまで入れない場合もあるため、電力だけでなく車両の大きさも考える必要がありました。
そこで、1台の大型電源車で対応するのではなく、複数の電源車を並列接続する方法を採用しました。必要な電力を確保しつつ、1台あたりの車両サイズを抑えられることが、並列接続を選んだ理由の一つです。

これまで給電できなかった局舎にも対応、停電時の給電手段が増える
今回、並列接続に対応した電源車を導入したことで、これまでの電源車では給電できなかった局舎にも対応できるようになりました。
固定式発電機を設置している局舎でも、万が一起動しない場合には、電源車から給電できます。これにより、停電時の給電手段が増えました。エネコム様では、今回の導入によって非常時の対応力が高まったと評価されています。

実際の運用を踏まえ、細かな要望まで形にする提案力
エネコム様から特に評価いただいたのが、北村製作所の要望への対応力です。 仕様検討の段階から相談を重ね、電源車の運用を理解しながら、並列接続の実現方法などを検討し、図面を作成しながら提案しました。
今回の車両では、車両総重量の上限を踏まえ、積載量を確保するため、鉄部材の一部をアルミに変更するなど軽量化しました。 また、夜間の停電対応時に使用できる作業灯も追加しました。これらの対応を通じて、実際の運用まで踏まえた提案力を評価いただきました。
製品情報
内法寸法 |
長さ(L)6775mm✕幅(W)2275mm✕高さ(H)3050mm |
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主要オプション (一部掲載) |
・リア2枚観音扉 |
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電源車 |

